子宮頚がんは、子宮の頚部(入り口付近)にできるがんで、ヒトパピロマウイルス(HPV)の感染ががんの発症に大きく関わっているといわれます。HPVは性交渉によって感染する性感染症の一つです。このため、早くから性経験のある人、多数の相手と性体験のある人、妊娠・出産の回数が多い人の方がかかりやすいという統計もあります。
頚がん検診では、子宮頚部を綿棒やブラシなどでこすって細胞を採取し細胞診を行いますが、もしひっかかったとしても全部ががんというわけではありません。検査の結果は、正常・細胞に異型性はあるががんの心配なし・今は心配はないが念のため再検査、などの段階に分けられます。あなたの場合、すぐにがんになる心配はないようですが、医師の指示通りきちんと検査を受けて下さい。また、HPVに感染しているということは、他の性感染症にかかった可能性があります。その中で今一番多いクラミジア感染は、症状があまり強くなく、知らない間に体内(卵管・骨盤腔)に進入し不妊の原因となることがあります。局所(頚官)による抗原、あるいは血液による抗体検査を受け、結果が陽性なら症状がなくてもきちんと治療することが必要です。(回答:産婦人科医 堀口雅子)
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