Q

おりものに関する質問です。量が多いという投稿は時々見かけますが、少ないという投稿はあまり見られません。少ないときのトラブルはあるのでしょうか?(28歳)

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A

おりものの量は人によって違いますし、月経周期や年齢によっても変化します。もし、おりものの量が少ないと感じたとしても、いたみやかゆみなどの症状がなければ、問題ないでしょう。
気をつけたいのは、おりものの量が減って、感染しやすくなった場合です。通常、成熟期には女性ホルモンの働きにより腟内は潤い、弱酸性の状態に保たれ、病原菌が腟内で繁殖しにくい状態になっています。分泌量が減ると常在菌(腟内にはいつもはカンジダ菌や大腸菌がおとなしく常在しています)のバランスが崩れ、カンジダ腟炎等を起こしやすくなります。また、潤いが足りないのでセックスの時に痛み(性交痛)を感じることもあります。
更年期で次第に卵巣の機能が低下し女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の減る時によく見られます。卵巣を摘出し女性ホルモンの分泌がほとんどない場合にも起こりやすいのですが、あなたのように20-30歳代の成熟女性でもストレスや過労で一時的に卵巣の働きが落ちて起こることもあります。放っておくと体の不調や不妊の原因になりますから、腟や外陰部にかゆみやいたみがあったり、おりもののにおいや色が変だなと思ったら、月経の量、周期、持続期間等を記録するなど、自分の体調に留意し早めに婦人科を受診して下さい。
例えば、卵巣の働きに応じて子宮の頚部・腟の内面からの分泌量が変わります。おりものの量・質の変化に注意してください。ドローッと伸びのよいおりものがあると排卵期の近い証拠。基礎体温をつけ排卵とおりものの状態など、自分の体からのサインに注目してみてください。(回答:産婦人科医 堀口雅子)