月経前にホルモンのアンバランスが原因で起こる様々な症状をPMS(月経前症候群)といいます。症状がある人の割合は、イライラ50.3%、怒りやすい29.2%、眠くなる28.7%、下腹痛24.8%、乳房のはり24.3%、腰痛22.2%などです(月経らくらく講座;松本清一監修;文光堂、2004)。中には食べ過ぎる人や、ジュースやチョコレートなどある特定の食品を無性に食べたくなる人もいます。また、月経前はホルモンの働きで体に水分をためやすくなるので、一時的に体重が増えることもあります。
月経が来るともとにもどるのでしたら、あまり心配しなくても大丈夫ですが、気分が落ち込むのはつらいですね。
PMSの時期を快適に過ごすためには、セルフケアがとても重要です。まず、毎日食べたものを簡単に記録して、月経前にいつもと違う食品を食べたくなったり摂る量が急に増えたりしていないか、調べてみましょう。自分の食生活を見直して、栄養のバランスのとれた食事を心がけてください。軽い運動やリラクゼーションもPMSの軽減に効果があります。セルフケアは、月経前だけではなく、ふだんから心がけたいものです。
時にはピルのようなホルモン剤で排卵を抑えたり、うつが強い時は、抗うつ剤を飲んだり、精神科受診が役立つこともあります。(回答:産婦人科医 堀口雅子)
|